So-net無料ブログ作成

I'll Remember April(もう一つあった星形の城郭) [仕事の合間に]

多くの方が新生活のスタート切った4月も今日で終わり。

ようやくその新生活に馴染んできた頃と思いますが、私の会社にも新入社員が入社、つい来ないだまで研修とやら受け、先日いよいよ配属となったのですが、私の職場の隣にある営業関連部署にも、新入社員が。

この職場、以前は私も所属していた部署なのですけど、新入社員が配属されたのはなんと20年ぶりのこと。

それも1名ならいざしらず、なんと2名も!!

その彼ら、職場の雰囲気に馴染めず、どこか不安げな様子で先輩にひとつひとつ教わりながら恐る恐る行動している様子に、初々さを感じるのは常の事なのですが、何せ20年ぶりの新入社員、

面白いのが、その彼らを指導するトレーナーとなった先輩社員君たちの心の内。

一人は、入社6年目を迎えたKY君。
この部署に配属されて3年の彼、これまで歴戦の猛者連に囲まれ一番若かったこともあって、「新入社員君どうだい。」と声をかけその心の内を聞くと...........
「私なんかで先輩と見てもらえるのでしょかね。」という返事。
どうやら、その責任の重さにかなり戸惑っている様子なのです。

そして、もう一人の新入社員のトレーナーとなったKS君。
こちらは入社15年の歴戦の猛者。

彼にも同じく聞いてみると、「自分が、新入社員の時のことなんかもう忘れてしまいましたよ。その上、うちにに配属された彼、私と正反対のもの凄く真面目な奴でね。」と、こちらも相手の気持ちがうまくつかめずどう教えていいのか困っている様子。

ともあれ、職場に立ち込める初々しい若い空気というのは、日頃、歴戦猛者たちの醸し出す渋とさ極まりない空気が立ち込めるこの職場にも、新鮮な元気を与えてくれるているのは確か。

トレーナー君たちには、大変ご苦労なことだと思うのですけど、、それまでこの職場に漂っていた渋とさ溢れる空気に加え、瑞々しい活気の風を送る存在に、しっかりと育て上げて欲しいものだと思います。




と前置きが長くなりましたが、そうした空気を身近に感じながら過ごした私の4月、隣の部署から流れてくる瑞々しいエネルギーの風を受けてか、その私も元気一杯の気分、年甲斐もなく再びどさまわり旅の空の下で、時を過ごすことになってしまいました。

そこで、今回はそのどさまわりの旅の空、そこで出会った4月の風景をここにUpすることにしてみました。



まず最初はこちらから、

DSCN5857m.JPG


昨年もご紹介した、山梨県甲州市にある、釈迦堂PA上の桃の花園。
今年この地を訪れるのは、当初4月の下旬の予定で桃の花は見るにはちょっと遅い時期のはずだったのですけど、現地で落合う予定の相方さんの都合がつかず、急遽1週間繰り下げ。
花の最盛期は過ぎていたものの、おかげで3年続けてあたり一面に咲き乱れる桃の花の様子、鑑賞することが出来ました。

DSCN5853m.JPG


1本の木から赤と白、2色の異なった色の花をつけ咲かす桃の木。
清楚な桜の美しさとは異なった、妖艶ささえ漂う花の美しさを感じます。

古代、この木の実は、不老不死の食べ物として珍重されたといわれていたものなのですが、この花を見ているとこの木の実、今なおそうした霊力が宿っているもののようにも思えてきます。

あの卑弥呼が住んでいたのではという、奈良の建物遺構からも、大量にその木の実の種が発掘されたという事実、不老不死の霊力を願い桃の果実を食べる卑弥呼の姿が、今にも現れ見えてくるような不思議な気分になって来ました。

そして、その桃の木の根元に寄り添うに咲く水仙の花。

DSCN5862m.JPG


桃の花の艶やかな佇まいとは対照的な物静かな佇まい、そのコントラストが、水仙単独で咲く時よりもさ、らにこの花の美しさを引き立て見せているように感じてしまいます。

DSCN5894m.JPG


さて、この日の夜は甲府泊まり。

宿泊出張の時は、いつも翌朝の朝、早めに起床し周辺を散歩してから仕事場に向かうことにしているのですけれども、今回も、いつもと同様に早起きして、これから行く、仕事場近くの森のある公園を散歩していると。

都会では、まず出会うことできない、こんな音を聴くことが出来ました。






森中で歌う、小鳥たちの朝の囀り。

姿は、見えねどその癒しの歌声。
森から湧き出すオゾンの味わいを持ち帰り、癒しを欲した時にまた聴くことが出来ればと考え、気の向くままに録って来ました。


さて、今年の4月は、この他にもいろいろ場所に出掛け、日々駈けずり回る毎日を過ごすことのなってしまっていたのですが、そうした中でも、特に思い出深かったのは、1週間ほど前、突如予定が飛び込み出掛けることとなった軽井沢の情景


軽井沢とは、いい所に行きましたねと言われそうですが、私も仕事で行くとはいえ、これはラッキーという思い
で出発したもの。

今回は、いつもと違い、取引先の社長さんにもご同行願って上信越自動車道を下り 碓氷峠を登って行くと。

DSCN5956m.JPG


道路の際に、ピンク色に染まった、何とも良さげな風景が見えてきました。

これは、もしかすると!!とも思いながら、インターを降り、そのすぐ前の駐車場を見てみると。

DSCN5959m.JPG


満開の桜!!

東京では20日以上前に散ってしまったのに、この地は今が満開。

とは言え今回は仕事、とにかく打合せの場に赴かねばとまずは目指す現地へ。




そして彼の地到着、そこで無事仕事を済ませ、車に戻ると社長さん..........!!


「今日は、事務所へ戻りますか。」と私に尋ねてきます。

時刻を見ると、これから帰っても事務所はとっくに退社の時刻。
私が「今から帰っても、事務所皆帰ったしまった後となってしまいますよね。」と答えると、
社長さん、
「それなら、時間大丈夫ですね。佐久に龍岡城という所があるのですけど、ちょっと寄ってみませんか。」という話。

龍岡城??知らないとな、と思いさらに話を聞くと、

その訳、

このお城、北海道函館にある五稜郭と同じ星の形をした城で、社長さんの奥様が独身時代、ちょうどこの季節にここを訪れ、その時のく桜が美しさが忘れらないでいたことから、
「軽井沢に行くのなら是非行って見てきなさい!!」と強く勧められてきたからなのだとか。


ちょうど、桜の時期、このまま帰るのはもったいないと考えていた私も、そこは桜の名所、ましてや五稜郭と同じ星形の城郭ならば、幕末に作られた珍しい西洋式城郭のはず..........、
それが、なぜこんな山の中にあるのか.....
という興味も手伝って即同意、城を目指し出発することにしたのでした。

17027010_1.jpg


そして、その城到着。

DSCN5982m.JPG


あたりを見ると、思っていた通りの、満開の桜。
訪れている人の数もさほど多くなく、ゆっくりと高原の春を楽しいめそうな雰囲気。

大手門らしき場所まで足を進め、案内板を見てみると。

DSCN5978m.JPG


  思った通り、幕末に建造された、日本には函館五稜郭と2つしかない西洋式城郭とあります。

函館五稜郭と比べると規模は、かなり小さいものの堀沿いにの道を歩いてみると星の形をしてる城の形が体感できます。

そして、その堀の方に目を移してみると、

DSCN5981m.JPG


大きくはないが、しっかりと水を湛えた堀の上をつたい覆うように身を乗り出した桜の木、その木に咲く花に高原のやさしい春の息吹を感じることとなりました。


こうして、城跡を見終えたところで、さあ、これで帰路に着くのかと思い車に戻ると、再び社長さん、「この近くに藤村の旧宅があるようです。せっかく来たのですから、そちらも寄って行きませんか。」と問いかけてきたのです。

文豪の島崎藤村!!

46%20simazaki-tousonn.jpg


藤村と言えば、千曲川が流れるこの地で6年を過ごし、ここで名作「千曲川のスケッチ」や「破戒」を執筆した、
この地とは縁の深い人物。

しかし、住んでいたのは、佐久ではな、その場所は、ここから10㎞ほど先に行った小諸のはず。
なぜ佐久にその旧宅があるのか、そんな興味が湧いたところで、前回と同じく即同意、早速訪れてみることにしたのです。

ところが、車を走らせてみると龍岡城でもそうだったのですが、行き先案内板などは一切なし。
仕方がないので、カーナビに住所を入力、その案内でその地と見られる場所に着いたのですが、その場所も!!
それはただのお寺の境内、旧宅らしきものはどこにも見当たらないのです。

そして車を降りてさらにあたりを探すも、やはり、その家の痕跡は見つからない。
半ばあきらめのムードとなりながらも、これが最後とそれまで探していなかった方向を探してみると、

島崎藤村旧宅と書かれた小さな案内板。
これでは、見つけることは容易でない、それも無理もないことと思いながら、その案内板の先に続く階段を登りつめることにしてみると、

DSCN5989m.JPG


ありました!!!!!!

島崎藤村 小諸旧宅

DSCN5990m.JPG


そして、その見つけた喜びの余韻を引きづりながら、龍岡城と同様その案内板を読んでみると、
この旧宅、元は小諸にあったものなのだそうですが、大正年間に取り壊されそうになったところ、佐久に住む地元の有志の方がその消失を惜しみ自宅内の敷地に移転、その後、昭和49年に佐久市に寄贈された折に市によって現在の地に再移転復元されたものだそうなのです。


これで、小諸にあったはずの旧宅が佐久に建っていることの謎は氷塊。



そうした疑問が解けたところで、建物の傍に行き、この建物の管理人としてここにいるのか、中にいたお婆ちゃんに、「上がって中を見てもいいか。」と聞くと、「どうぞ。」との返事。

早速、上がらしていただき、家の中を拝見させていただくことにしたのです。

部屋は、8畳の書斎と居間、和室2室 計4室の、比較的こじんまりした作り。
しかし、一つ一つの部屋が広く、ウサギ小屋に暮らす私などにとっては、苔むす外の風景と相まって、こんな家でゆったりと暮らしてみたいと思うことしばし。

そして、文豪が好んだという北の方角からの光射す書斎は、今にもあの文豪が創作への思索にふける様子でここに現われうな雰囲気が漂っています。

DSCN5998m.JPG


一通り見終えて、管理人のお婆ちゃんと話をすると、今年の4月は雨が多かったせいか、家の周りの苔も例年に増し色濃く、この家にさらにの風情を寄せているとのこと。

外に出ると、浅間山が、今でも火の山の活動を続けながら、これまでの人々の苦はすべて打ち払い終えたとも語っているが如く、その雄々しい姿で聳えたっているのが見えていました。

DSCN5970m.JPG


こうして見てみるとこの場所、ありしの藤村が暮らした場所ではないのだけれど、何とはなしにそれにふさわしい場所のように思えてきます。

草場の陰で藤村もこの地に満足し、また大作の構想を練りつつ、この地で腰を下ろし執筆にいそしみ始めているのではと、そんな気さえしてくるのでした。




軽井沢、賑わいのある別荘地帯の光景も良いのですが、こうした余り知られていない歴史の跡を見て歩くのもまたおつなもの。

今回の出張の結果、近々、今度は数日間泊りの日程でこの地を訪れることになりそうなこの地。

さて、お次は、どんな風景が待ちうけているのか楽しみです。


今回の記事のタイトル”I'll Remember April”、これは有名なジャズのスタンダード・ナンバーから借りたものですけれ」ど、その曲を聴きながら、私の4月の思い出、それを反芻しながら、また訪れるその日を待つことにしたいと思います。





<追記>
そうそう、今回の4月の旅、その中で甲府出張の帰り、会社の皆に、持って帰ったお土産のこと。
これがなかなかふるっていたので、一言。

この時は本当は、お土産を買うつもりはなかったのですけど、商品名を見て思わずGetしたもの。

それが、これ!!

DSCN5945m.JPG


中央自動車道 石川PA限定のお土産品”会社これでいいや。”です。

事務所に持参したところ、これは受けました!!

中身は、

IMG_4922m.JPG


キャラメル・ナッツサブレ

お味の方は、結構おいしく好評でした。
お土産どうやって売ろうかのあの手この手、このネーミングは、そのホームランかもしれませんね。






nice!(8)  コメント(6)  トラックバック(1) 
共通テーマ:PLAYLOG

nice! 8

コメント 6

ねこのめ

会社これでいいや、凄いネーミングですね。
バージョン違いで全国展開してほしいわ。
そうしたら、お土産に悩む時間がなくなる(笑)
by ねこのめ (2015-05-01 13:00) 

老年蛇銘多親父

ねこのめさん

そのアイデア、グーです。

中のお菓子の味付けを変えて、関越道ヴァージョン、北陸道ヴァージョンだなんて。

このお菓子のメーカーの方に提案しみたら、採用なんてことになるかもしれませんね。


by 老年蛇銘多親父 (2015-05-01 21:30) 

ハンコック

会社これでいいやとは、自分も悩んだとき買ってしまいそうです(笑)。
I remember april!
もう桜も終わってしまったなあ、
だけどこの目には綺麗な桜の風景が
焼き付いてる。
そんな思いが、この曲にはピッタリですね。
今年撮った駄作の写真を眺めながら、
I remember aprilを聴こうかと思います。

by ハンコック (2015-05-02 23:27) 

老年蛇銘多親父

ハンコックさん

”会社これでいいや”、なんとも居直ったとような商品名、インパクトありますよね。
ハンコックさんも、会社にいかがですか。

桜、今年は私も3月の河津桜に始まって、4月の終わりの軽井沢と、別に追い求めたわけではないのに、かなり桜漬けになってしまいました。

そうしたこから、あわただしかった毎日と桜の癒しなんて、そんなことを考えていたら”I remember april”のメロディが浮かんできてね。

ハンコックさんもこの曲を聴きながら、ご自分の4月の思い出、かみしめ楽しんでください。

by 老年蛇銘多親父 (2015-05-03 18:07) 

Engosia

はじめまして、Engosiaと申します。

「会社これでいいや」を検索してたどり着きましたら、いきなり「龍岡城」に行かれたということで、嬉しくなりメッセージ残します。長野の小ぶりながらの五稜郭、大好きです。

石川PAまで菓子を買いに行こうと思います、美味しそうですね。
by Engosia (2016-06-23 21:56) 

老年蛇銘多親父(HM-Oyaji)

Engosiaさん

ご訪問、コメントありがとうございます。
龍岡城、ここは幕末の動乱の波が、こうした山深い所まで押し寄せていたことの証、訪れたのはおりしたも桜の時期、あれから1年たちますが、今も私の心に深くその印象が残っています。

会社これでいいやもあれから1年、今では石川PAの名物になっているようですけど、名前だけでなく、なかなかおいしいお菓子なので是非とも1度食べてみてください。


by 老年蛇銘多親父(HM-Oyaji) (2016-06-27 05:15) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1