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プログレシッブ・ロックの夜明けを切り拓いたベーシスト達を偲んで Part.2 [音源発掘]

今回のお話は、再び音楽談義に戻って、前々回に引き続き「プログレシッブ・ロックの夜明けを切り拓いたベーシスト達を偲んで」 のPart2。

今回、登場願うアーティストは、昨年12月にこの世を去った、プログレシッブ・ロックを世に認知させた大名盤、King Crimsonの”In The Court Of The Crimson King”でデビューを果たし、その後、ロックにおける新時代のキーボードの道を開拓したKeith Emersonの主宰するEmerson, Lake & Palmerへ参加し、ロック史上における数々の名演を残したGreg Lake。

私が、Lakeを知ったのは、当時興味を持ってよく聴いていた ギターが大きな役割を果たしてたロックにおいて、キーボードをその中心据えたサウンドに挑戦していたKeith Emersonが、新しいバンド(Emerson, Lake & Palmer)を結成したことを知り、その作品を聴いてからのこと。

その最初の印象は、ベーシストとしての存在よりも、当時のロック界には珍しかった透明感とハリを兼ね備えた美しいヴォーカリストとしての存在だったことが思い出されます。

Emersonのクラシカルな佇まいを醸し出す美しいピアノと、その佇まいを壊すことなく美しく静かにロック・エッセンスを注入するLakeのプレイ。

そうした、EL&Pの魅力を知らされたのが、この作品。

emerson_lake_palmer.jpg


彼らのデビュー・アルバムである”Emerson, Lake & Palmer”でした。

この作品、EL&Pの作品としては、後の”Tarkus”や”Brain Salad Surgery(邦題:恐怖の頭脳改革)”などの、シンセサイザー駆使して迫りくるった全盛期の彼らの作品と比べ、地味な印象であまり多くを語られることが少ないように思えるのですが、それとは裏腹にアコースティックで繊細な趣のあるサウンドには、それら全盛期の作品とはまた異なった格別な魅力があるのではと思います。


そこで、今回最初の楽曲は、まずは手始めにこの作品から、

その格別な魅力、接して味わっていただくことにいたしましょう。








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春の風に誘われて! [閑話休題]

今年の桜、東京では例年より早い3月21日に開花宣言があったものの、その後は、冬に逆戻りしたような天気続きの毎日で、その桜の花も今にも咲きそうなピンクの蕾を膨らしながらも、もう一歩その殻を破り開くこともできず、毎日の通勤で四ツ谷外堀土手の桜並木の下を歩き通う私も、その様子を眺めながら、桜の花が樹木を覆い尽くすその日を待ちどうしく過ごしていたのですが..............。

しかし、それから1週間後。

ようやく春の暖かさが戻って来た日の朝、この陽気ならばあの固い蕾ようやく開き始めたのではと期待を持って、いつもの土手の並木道に来てみると、昨日まで今にも咲きそうに蕾を膨らませていた日影の一本の小枝に、やっと開くことが出来ました言わんばかりに、一輪の桜の花が、誇らしげに可憐な花を咲かせていたのです。

DSCN3468m.JPG


それに続けてさらに、日当たりの良い、道路際の枝を見てみると

DSCN3472m.JPG


こちらの方は、今にも開きそうな蕾を後に従えて、さらに多くの花を開かせていました。



そして、翌日の朝には、

DSCN3490m.JPG


まだ、咲く花まばらであるにもかからず、早くも、その開花を待ちに待った人たちのお花見を場所を確保しようとするブルーシートが、至る所に敷かれていたのです。

DSCN3486m.JPG


ようやく訪れた、春の日々。

そこで、私も今年は、いつもの四ツ谷外堀土手の桜から離れて、街の至る所に芽吹いるだろうと思われる春の気配を探し散策してみることにしたのですが。






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プログレシッブ・ロックの夜明けを切り拓いたベーシスト達を偲んで Part.1 [音源発掘]

今年1月末のJohn Wettonの訃報。

つい最近まで、自らが率いるASIAで精力的な活動を続けているという報を聞いたばかりだったのに、その突然の出来事に驚いたと同時に、思い起こされたのが、2015年6月以来、度重なるプログレシッブ・ロック創生期に活躍した名ベーシスト達の死。

2015年6月のChris Squire 、2016年12月のGreg Lake、そして今年の1月のJohn Wettonと 3人いずれもが70歳を前に相次いで他界してしまったことに、さらに大きな衝撃を受けてしまったのです。


そこで、これからは3回に分けて、その3人を偲び、その音楽の思い出についてそれぞれ語ってみたいと思います。

まず最初のベーシストは、2015年に亡くなったChris Squire。
ロックに交響曲的手法を取り入れたサウンドで一世を風靡した、プログレシッブ・バンドのYesの中核的存在として、そのサウンドの底辺を支え続けたことで知られるSquire.。

彼のベースの真骨頂は、バンドメンバーそれぞれが思うがままに奏でるサウンドのウェーブを、そのベース・で一瞬にして一つ壮大なウェーブに取りまとめ合体仕上げてしまう、その音造りの腕前の鮮やかさ。

あのQueenのベーシストであるJohn Deaconが、自身の目標としたという、その重厚なベース・サウンド。

メンバーの入れ替わりが多かったYesにおいて、20年ぶりの往年のメンバー集結による復活を果たした1996年のライブの模様を捉えた1997年に発表の、


Keys to Ascension.jpg


”Keys to Ascension”

そのライブ映像をご覧いただき、しっかりとサーチしていただければと思います。






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幼き日のトラウマから生まれた名曲;John Lennon;Plastic Ono Band・Imagine 本日の作品;vol.135  [デジタル化格闘記]

今年はどんな音楽を中心に聴いて行こうかということで、年初に、昨今疎遠にしていたBigアーティストの作品をきっちりと聴き直してみることにし、これまでジャズの巨匠 Charles Mingus、Max Roachと聴き進んで来たのですが、疎遠になっているBigアーティストは、ジャズの分野ばかりではなくロックの分野にもいるのだよなと、いうことで思い巡らし、思い当たったのが、このアーティストのこの作品。

若き日、徹底的に聴きまくり、サウンドの隅から隅までを記憶に刻んでしまったと思っていたそのメッセージ、再び今、聴き直してみると何を感じるのか。

手元にあるアナログ音源を持ち運び聴くため、早速デジタル化に着手、街で出会ういろいろな表情の下で聴き感じてみることにしたのです。


そのデジタル化した作品とは!!



John Lennon;Plastic Ono Band.jpg


John Lenon、1970年発表の”Plastic Ono Band(邦題:ジョンの魂)”

と..........、

John Lennon;Imagine.jpg



同じくLenon、1971発表の”Imagine”。

の、Beatles解散後に、立て続け発表された 初の2つのソロ作品。

この2つの作品、私は、それぞれ、過去への決別と模索と、その結果行きついた、これからの自分の生きる道を語った、対の作品のように思っているのですけど、今回は、その中で 1970年発表の”Plastic Ono Band(邦題:ジョンの魂)”を取り上げお話をしていこうと思います。


当時、Beatles末期に制作されたジョン、ポール、ジョージ、それぞれのソロ作品、その評価が、Beatles時代の彼らの作品を越えるものではいと言われていたのに対し、1970年発表のこの作品は、Beatles時代には見せることのなかった一人のアーティストの内面を赤裸々に告白をしたその内容が、多くの人々に対し、大きな衝撃を与えた共に、、John Lenonというアーティストの心根の奥深さ示し知らしめたものであったと受けとめられていたことが思い出されます。


そして”ジョンの魂”、その中でも当時、私が大きな衝撃を受けた曲が、この作品制作の直前に、幼き日のトラウマを断ち切ろうと受けていた、アメリカのアーサー・ヤノフ博士が提唱した精神療法である原初療法(Primal Therapy)の結果、生まれ出たと言われているこの名曲。


それでは、その原初療法の叫びから生まれた名曲、まずは、ライブで歌うジョンの姿をご覧にただくことから今日のお話を始めさせていただくことにいたしましょう。



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歌い躍る至高のドラム ・Max Roach;Live In Tokyo [音源発掘]

昨年は、私を皮切りに家族が順繰り入院、その後も仕事とその後家族の世話で、年末にはすっかり体調を崩してしまっって。
そんなことで、今年に入って正月は休養に徹しその回復に努めていたのですが、幸いその後も、出張が少なく、自宅で過ごす時間も増えたことから、やっとのことで回復基調へと転じることが出来たところ。

おかげで、今年は1月が過ぎるのがいつにもなく妙に長かったように感じているのですが、そうはいっても暦は変わって既に2月。

その2月入って初めての記事の今回は、

前回の記事で取り上げたCharles Mingus、その記事を書きながら思い出した一人の大物ジャズ・アーティストを取り上げ、その作品を語ることにしたいと思います。

そのアーティストは、Mingusの良き相棒であって、自分たちの表現したい音楽を世に送り出そうと共にレコード会社を設立したり、人種隔離反対運動の活動家として共に活動した、また、プレヤーとしては、Kenny Clarkと共に、現代のジャズへと続く1940年代ビ・バップの黎明期において、そのサウンドをサポートするための次世代のドラミング・スタイルを築き上げた、偉大なドラム奏者であるMax Roach。

この名前を聞けば、ジャズ史上、伝説のトランペッター Clifford Brownとの双頭コンボでの名演の数々でご記憶の方も多いとにでは。
そこで、ならばそれらの作品の一つを選んでお話をと! 行きたいところなのですが、それでは主役はあくまでMax Roachとは言っても、やはりそこは伝説のトランぺッター、書けば Brownばかりに焦点があたる記事になってしまいそう!!!!

ならば、Brown亡き後の、フロントにKenny Dorham(tp)、Sonny Rollins(ts)二人の名手を配し、かつRay Bryantのピアノが聴ける1956年の”Max Roach Plus Four”や、当時4/4拍子が主流のであったジャズの世界に3/4を持ち込み全曲3/4の曲で彩った1957年の”Jazz In 3/4 Time”といった50年代半ばの意欲作あたりを選ぶのではと思われるかもしれませんが、さに非ず。

もちろんそれらの作品には私も大きな愛着があるのですが。今回選んだのは...........

Roachのドラムの凄みをいやというほど思い知らされた、それらの作品からずっと時代が下った1977年、その年の来日の際に録られた東京でのライブの演奏を収録した、”Live In Tokyo”とすることにしました。

Max roach Live In Tokyo.jpg


この作品の魅力!!?

先に上げた1950年代の名演群、そのどれもがジャズの歴史に残る重要なものばかりだと考えているのですが、その時代を共にしたプレヤーの顔ぶれを見てみると、 Roach とは年齢もそう変わらず、一世を風靡し今にも名を残したプレヤーばかり。

その音楽を聴いてみると、必然その音楽もグループとしてのサウンドを重視したものとなっていて、Roachのドラムもその凄さを感じさせてくれるものの、他のソリストとのバランスを見据えたものであったように思えるのです。

ところが60年代に入って以降の彼のサウンドは、ビ・バップ、バップとジャズの2つ時代を牽引してきたジャズの巨星としての地位を謳われていた彼は、周辺に若手を起用し、自らのドラムをクローズ・アップし、それをその中心に添えつつも、若手たちの創造性を喚起する傾向が強くなっていったように感じらるのです。

そうした中で70年代に制作されたこの作品、実はこの私、このライブの直後、FM放送で彼のピアノレス・カルテットの演奏を聴き、既に過去の人だと思っていたRoachのドラムに、秘められた無限の可能性と大きな広がりがあることに気付かされ、ひどく驚かされたもの。

以来、Roachのドラムの真髄を知るには、この作品こそ打ってつけのものと思っているのですが、果たして私以外の方々はどう思われるのか???

早速、このサウンドをお聴きいただき、お話を続けいくことにしたいと思います。




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闘い葛藤するベース・サウンド・Charles Mingus;Mingus Ah Um 本日の作品;vol.134 [デジタル化格闘記]

新年の喜びも一段落、今回はいつもの平常に戻って、一人のアーティストの作品にスポットあてた音楽談義。

今回は、2017年を迎えたということで新たな気持ちで、これまで何度か取り上げようとして挫折してきたアーティストの作品をと腹を決め、挑戦を必果たし得るよう物語ってみることにしたいと思います。



その挑戦を果たしたいアーティストとは、ベーシスト・コンポーザー・バンドリーダーで、時にはピアニストとしての活動、そして人種隔離反対運動の活動家としても知られる一人の男。

とそこまで語っても、その時々に見せた、彼の表情は、その時折の様相によってかなり異なって見えてくる、その捉えどころの違いによって異なってくる彼の音楽の在り方から、語ることを躊躇いが解けないでいるのですが、これも新年を無事迎えての登竜門。今年はこのアーティストの作品から、語り始めることにしたいと思います。


そのアーティストは、Charles Mingus。

ジャズ史上、その巨人の一人として名高い人物ですが、私が、3年ほど前に書いたJoni MitchellのMingusの追悼盤というべき作品”Mingus”を記事(亡き老巨匠の魂に導かれ生まれた名盤)・ を取り上げて以来、ジャズを語るには欠かすことの出来ない大巨匠である彼の作品を、しっかりと耳に叩き刻み込んで記事にしようと思いながらも、筆を起こすことが出来なかったですが、考えてみれば、前述した通りの多彩な顔を持つCharles Mingus、その作品もそれぞれ個性豊かなうえ、その共演して来たアーティスト(Eric Dolphy、Roland Kirk、Dannie Richmond 等々)もかなりの個性人ばかりということも相まり、どの作品を選択するのか、決めきれずにいたのがその原因。

しかし年の初め、ここは初心に戻って、彼の作品を再度聴き込み考えた末に選ぶことにしたのが、その彼の絶頂期にあって、強烈な個性やその主張の強力さという点では他の作品にその地位を譲るが、Mingusの多彩な全貌を さもバランスよく、かつ わかり易く捉えられていると感じたこの作品。

Mingus_Ah_Um_-_Charles_Mingus.jpg


1959年制作の”Mingus Ah Um”とすることにいたしました。



全曲すべてがMingusのオリジナルで固められたこの作品、そこ収めれているのはゴスペルやニューオーリンズ・ジャズといった伝統ジャズの面持ちを内包しつつ、時には当時最先端フリー・ジャズのエッセンスが飛び出してくる楽曲や、コンボでありながら彼が敬愛するDuke Ellingtonのビッグ・バンドのソリを体感する楽曲、人種隔離反対運動家として、その怒りを発散しながら闘うMingusの姿が宿る楽曲など。

その1曲1曲が強い個性を放ちながら、その根底のあるブルーの真髄を放ちながら強烈に語りかけて来る。

人によっては好き嫌いが大きく分かれると言われているMingusですが、しかし、それを乗り越えて聴き込めば、その奥にあるその心とその素晴らしさが見えて来るように思うのです。

ということで、まずは1曲、Mingusの雄叫びがバンドをリード鼓舞するこの曲を聴きながら、その独特な世界を味わって行くことににしたいと思います。







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2016年印象に残った作品 その3 [音源発掘]

正月休みも終わり、2017年も早10日を過ぎようとしている今、新しい年も本格的稼働を開始をしたところ。

となれば当ブログの方も、いつまでも正月気分で惰眠を貪っていることも出来ないなという訳で、遅ればせながら私の方もようやく活動を開始としたところ。

その新年最初の記事は、昨年末、最後の記事で予告した2016年印象に残った作品その3のジャズ編。

昨年は、いくつかの作品は持っているものの、それまでどうも肌合いが合わずあまり聴いてこなかった、50年代に現れたアーティストの作品を中心に聴き直してみようということで始め、Zoot Sims、Lee Morgan、Charles Mingusなどを聴き、あらためてその良さを確認しつつ、かなり嵌ってしまう結果となっていたのですが、それらの作品については、また別の機会に取り上げることとして、今回は、現在も活躍を続けているアーティストの昨年お気に入りとなった作品から、そのいくつかを選んでみることにいたしました。


その最初の作品はこちら

Collective Portrait.jpg


トランぺット奏者 Eddie Hendersonの2014年の作品”Collective Portrait”です。
1971年に、当時最先端のクロス・オーバー路線をひた走るHerbie Hancockのグループにて、レコード・デビューしたHenderson、70年代はエレクトリック化したMiles Davisばりの演奏で一名をはせた彼も、今や76歳。

彼が現れた当初、私は、Clifford Brownのスタイルを継承しようとするトランぺッターが多い中、Miles のスタイルを継承する希少なトランぺッターとして興味覚え、いくつかの作品を聴いてみたのですが、最初に聴いた時は悪くはないと思うものの、繰り返し聴くとそのうち飽きを覚えてしまうそのサウンドにコマーシャリズムの悪臭すら感じるようになり、以後、彼の作品は聴かなくなってしまい、おりしも、Henderson自身も本来の精神科医としての職務に専念するためシーンから遠ざかってしまったため、もう彼を聴くことはないなと思っていたのです。

ところが、90年代になって現在のトランペッターの演奏によるジャズ史上に名を残した伝説のトランぺッター達の名演奏集ともいう企画作品に出会い、その演奏者としてNicholas PaytonやLew Solofといった、この時期名をなしていた名トランペッターに混じってHendersonの名を発見したことで再び彼のトランペットを聴いてみる気になったのです。

しかし、PaytonやSolofは、どんな演奏するのか、そのイメージが湧くのですが、フュージョン畑での演奏しか知らなかったHenderson。

果たして先の二人に見劣りすることはないのか。

そんな、杞憂を抱きながら彼の演奏にプレヤーの釦を下したのですが、聴こえてきたのは、フュージョン時代とは異なった、しっとりと場の風景を歌い上げている哀愁のを感じるトランペットの音色。

あのArt Farmerに優るとも劣らない叙情性を持ちながら、核のしかっりしたサウンド。
聞けば、この時期、医者の家業を引退し、ミュージシャンの道に専念することにしたのだそう。

そうした彼の意欲も手伝い、その後、彼の作品が発表されるとそれをGetし続け、その味わいを楽しんで来たのですが、この作品、さすが70歳の老境を越えてのそのプレイ、持ち味のトーンにも翳り射し、作品の印象を傷つけてしまっているのではとの不安が走りながらも、今のEddie Hendersonにも接し、その年齢をどう克服しているのかを確かめてみようという気持ちから聴いてみることにしたものなのです。

それでは、老境に入った、Eddie Hendersonのサウンド、早速、耳にしていただこうかと思います。


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2016年印象に残った作品 その2 [音源発掘]

まもなく年末年始のお休みが来る、さあ、ラスト・スパートだと気合を入れ直したところで、それまでのハード・スケジュールが祟ったのか新年を待たずに過労でダウン。

数日休息をとり、なんとか元気を回復することが出来たのですが、今年も残す所もう僅か。
再度仕切り直しのラスト・スパートで昨日何とか今年最後の仕事終えることが出来たのですが、当ブログの方もラスト・スパートで臨み締め括りををしなければという気持ちから、今回の記事は前回に引き続き、”2016年印象に残った作品” その第2回。
前回は、クラシック作品をテーマにしましたが、今回は元気を取り戻したところで、行くぞの気合のロック編。

今年はロックの作品、昨年に引き続き、現代のプログレシッブ・ロックやデスメタルを探求しようと、Porcupine TreeやOpeth、Alcest あたりから聴き始めたのですけど、それらの作品、けして悪くはないのですが、どこか本来の自分の嗜好とは合わないところがあるのか、体調によって聴きたくなくなることもしばし、そんなことから、その後は、どんなサウンドを探求の道筋がわからなくなくなり、探索の迷路に迷い込むことになってしまったのです。

そうした2016年、しかし、それから悪足掻きよろしくいろいろもがいてみた結果、終盤にはそれなりの成果が上がるようなって来て、1年を振り返ってみれば思いの他の収穫を得たうえ、来年の進めべき方向までも見えるようになるという結果まで生んでしまったという感じ。

とにかく、それまであまり聴いてこなかったジャンルにも踏み込んで、いろいろな音楽体験が出来た年となったというところ。


さて、その1年間に聴いたロック作品、そうしたことからそのスタイルは様々なのですけど、その中で、まず印象に残った作品は、やはりオールド・ファンの私にとって、長きに渡り第一線で活躍しつつも失なわれていなかったその輝きから、大きな元気をもらったこの作品。

Blue & Lonesome.jpg


このジャケット、見れば誰の作品かもうお分かりですよね。

今年12月2日にリリースされた、The Rolling Stonesの前作”A Bigger Bang”以来11年ぶりの新作”Blue & Lonesome”です。

実は、この作品の発表を知った時、60年代初頭からロック界に君臨している Rolling Stones、考えてみれば彼らの年齢は70歳半ばとなっているはず、果たして往時のようなプレーが期待できるのかと一抹の不安があったのですが........。

しかし、厳しいショーマン・シップ感を持ち、これまでそれに徹し続けてきた彼らのこと、いくら年老いたとしても、それまでの栄光を汚すような物は世に出さないはず、聞けば今年3月に行われたキューバでのライブではその健在ぶりをアピールしたばかり。

さらには、その作品の内容、彼らのルーツであり、彼らがさも得意とするブルースやR&Bの楽曲を収録したものだということを知るに至り、幼き日、The Rolling Stonesのサウンドで洋楽を聴き始めた私は、これは絶対に聴かねばなるぬと早速その作品を入手することにしたのでした。

さて、そのThe Rolling Stonesの集大成ともいうべきそのサウンド、まずは、この曲で、今回のお話お始めることにしたいと思います。



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2016年印象に残った作品 その1 [音源発掘]

なんだかんだ言っているうちに、12月ももう半ば。
今年は、年明けから忙しく動きまわっていたせいか、それを実感できず、今もってそのことが信じられないでいた次第。

ところが、それまでの働きすぎが祟ったのか、常々溜まり続けた疲労が爆発して、ついにダウン。
そこで、数日間ゆっくりと何もせず休息をしながら周囲の様子をよく見てみると、空気はまさに師走。
そんなことで、時の流れを知るなどとは、全くもってショウモナイ話なのですが、まもなく2016年が終わろうとしているのは事実。

そうなれば、今年も当ブログ、やはり1年間聴いてきた音楽、その印象を決算しなければということで、今回は、毎年恒例となっている”印象に残った作品”、またそのいくつかを取り上げお話を進めて行こうと思います。

さて、その第1回は、クラシック作品から。
今年、私にとって大きな衝撃だったのは、野ものとも山のものともからなかったシンセサイザーという装置を世界に先駆け取り入れ、楽器としての生命を与えつ新たな音楽世界を切り拓いた、日本を代表する音楽家である富田勲さんの逝去。

その第1作目の”月の光 Clair De Lune”発表以来、彼の音楽に接して来た私は、近年は、源氏物語や宮沢賢治の文学作品を題材にしたその音空間に惹かれつつ、命尽きるまで探究の手を緩めることのないであろう富田さんの生みだす次なる音世界を楽しみして来たのですけど........!!

その期待通り、その彼が次なるステップに進み、その完成を間近に控えたこの出来事。
それは、その日も富田初のバレエを組み込んだその曲の発表打ち合わせ途上だったという、突然の彼の死。

「曲を完成させたすぐ後は、こんなキツイこともうしたくないと思うのだけど、またしばらくしたらまた始めてしまうのでしょうね。」 

これは、前作、バーチャル・シンガー初音ミクとオーケストラとの共演で話題となった”イーハトーヴ交響曲”を発表した直後、富田さんの語っていた言葉ですが、その言葉通り再び創作の世界に返り咲き、日々精力的に活動をしていた富田さん。

その終焉は、そうした言葉を語った、かにも富田さんらしい最後だと思いつつ、私は、彼の音楽、その聴き軌跡をたどり聴いているうちに思い当たったのが、90年代に彼の手掛けた作品”源氏物語幻想交響絵巻”のクラシック・オーケストラの演奏の中に和楽器を取り混ぜ、日本的な雅の世界を創出した絶妙なアレンジ術。

日本の伝統的音楽を完全に自家薬籠のものとした彼のこと、もしかすると、和楽器をフューチャーしたシンセザーとの共演作品があるのではと、探し見つけたのがこの作品。

藤原道山 x 冨田勲 響 -kyo-.jpg


日本の代表的尺八奏者、藤原道山とのコラボによる作品、”響 -kyo-”。

藤原道山と言えば、尺八をもってジャズにチャンレンジし、ピアニストの菊池雅章、ベーシストのGary Peacock等との共演よって、日本の伝統とジャズのインプロビゼーションの世界を見事に融合させた名盤”銀界(http://hmoyaji.blog.so-net.ne.jp/2009-04-15)”を生み出した、人間国宝 故 山本邦山のお弟子さん。

これはかなり期待が出来そうと、さそっく手に入れ聴いてみることにしたのがこの作品なのです。

さてそのサウンド、一体どんなをものなのか????
まずは、一聴いたしましょう。





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今年もまた紅葉の里へ!! [仕事の合間に]

前回の記事以降、忙しくあちらこちらを飛び回る日々が続いている私、前回の松本に引き続き、次に向かったのは、甲府。
前回の信州の旅では、うまい具合に紅葉全開の風景を楽しむことができたのですが、それから3日後、前回通りががかりに見た様子から、次に訪れる時は見頃となっていることを確信した、松本より標高が200m低いこの甲州でも、またその満開風景を楽しむことができるのではと考え出発したのですが、

そして、笹子トンネルを抜けたところで、1時間半ほどの時間の余裕が出来たので、いつもの釈迦堂PAで小休止、そこから甲府盆地を囲む山々の方へと目をやると、

DSCN2844km.JPG


曇り空なれど、水平線近くには朝日の緋に染まる雲がたなびき見えています。
これなら雨が降ることはない、昼になれば、久々に秋の青空が姿を見せるのではと安堵して、反対車線のバス停付近に眼をやると........

DSCN2846m.JPG


バス停を取り囲むように立つ、綺麗な秋色の衣装を着た木々たちの姿が目に入って来たのでした。

昨年もほぼ同じ時期にこの場所を訪れたのですけど、今年は昨年に比べ冷え込みの到来が早かったせいか、その装いの鮮やかさも、なお一層際立っているようにも感じられます。

これなら、この地でも秋の気分を十二分に満喫できる。
今回の旅も、その忙しさはいつもと変わらないけど、長逗留となる予定のこの地、その間に時間を見つけちょっと散策をしてみようと決め、今日の仕事場に向かうことにしたのです。


しかし、初日は案の定..........

次から次へと襲いかかってくる案件の波、とてもそんな余裕はありはしない。
ということで、その日は、早々に引き揚げ宿にて安眠を貪ることにしたのですが、おかげさまで翌朝は、早くに目が覚めたこともあって、ならばと宿のそばにある古墳の丘陵へと散歩に出掛けることにしたのです。

そして出会ったのが、

DSCN2866m.JPG


昨年にも増して、見事な秋の風景。

DSCN2881m.JPG


銀杏の葉の染まり具合もこれまた十分です。

これならば、まだこの地での逗留生活も始まったばかり。
ならば、必ず仕事の合間もできるはずと、その時を楽しみにして待つことその翌々日。


ポッカリとかなりの時間が空き、そこで、いざ向かったのは、小さな古びたお寺のお堂があるこんな場所でした。

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DSCN2942m.JPG




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