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大都会に春を告げる靖国のソメイヨシノ [仕事の合間に]

真冬と初夏の間を彷徨った今年の早春。

3月初めの頃は、おりしも訪れた冬逆戻りの様相から、桜の開花もいつになることかと考えていたところに、突然の初夏の如くの陽気の到来。
そのせいで、固く閉じていた蕾もにわかにその結びを緩めることになったのか、あれよあれよという間に桜開花宣言近しのニュースが巷を賑わすようなっていたように思うのです。
そして、東京では3月17日に開花発表、続いて早24日午前には満開宣言の発表、平年より7日早い開花に合わせ今度はさらに平年より10日、1953年以来3番目に早い満開との、矢継ぎ早に報じられる桜の動向の変化に、昨年まで朝夕桜並木の下を日々その移り変わりを楽しみながら職場に通っていた私は、今は他の職場に移りここ歩くこともなくなってしまっていたら、このまま過ごせば、今年は辺り一面に咲き誇る桜の風景を見ることもなく終わってしまうのではとの焦燥感を抱いてしまっていたのです。



とは言っても開花宣言はまだ出ていないし、ちょっと今の開花状況だけでも見ておこうと思い、帰宅時に日々利用する最寄の駅周辺を歩いてみたところ、そこで出会ったのが全身に花を身につけ咲き誇る駅前広場に立つこの桜の木。

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それも、なんと満開の様子!

それにしても、今の駅舎と、この駅前の広場が出来てから間もなく20年が経つというのに、日々この駅を利用しながら、今までこうした風景があることに気付かなかった私。
確かにこの場所、家の方向とは逆の出口も場所であり、ここを通る機会も少なかった場所とはいえ、20年もの間ここに桜の木があることを知らずにいたとは、自分のそのうかつさに情けない思いを抱きながらその花の前へと足を運ぶことにしたのです。

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しかし、この満開の桜、東京より3日ほど開花宣言の遅かった千葉県で、東京の満開宣言がまだでもあるにも関わらず、こうした満開の桜の木があるのは何故と思い、さらに足を延ばして周辺の桜の開花状況を見てみると、そちらの方はどの木も3分咲き程度の様子。

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もしかすると、駅前のあの桜はソメイヨシノと別に種類の桜........................[exclamation&question]



すると考えられるのは、彼岸の頃に花を咲かせるという、日本の桜の古来種でソメイヨシノお母さんであるエド・ヒガン!!
ソメイヨシノが オオシマザクラ(父方)とエド・ヒガン(母方)の交配種であることから、ちょっと見ではソメイヨシノだと思ってしまうのですが、よく見てみると花の根元にエド・ヒガン特有の赤く丸いがくの形が見て取れます。
これで、一足早い花の盛りの謎も氷解。

それにしてもわずか20年前に出来た広場にソメイヨシノではなく古来種のエドヒガンとは、思いも寄らない身近な街の小さな発見に今年の桜との縁にの行方に、幸先を見たような気がになって来ます。


そして翌日出社をすると、早速その効が現れたのか、前に在籍していた外堀公園桜並木の横の職場からの仕事応援のための来訪依頼の電話があったのです。。

いやこれはラッキーとばかりに二つ返事で承諾し、打ち合わせの後に靖国神社まで足を延ばし、桜の饗宴に身を浸してこようと出掛けることにしたのです。

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かくしてその当日...........[exclamation][exclamation]








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Japan発!歴史にその名を刻んだLive・不朽の名盤!;Deep Purple・Made in Japan [音源発掘]

いつもの年より冷え冷え感が強かった今年の3月初旬、ところが中旬に来て季節の流れは一挙に変わり瞬く間にの春本番到来。
桜開花前線の急激な間に北上、東京では開花宣言から僅か3日の満開で、桜の見頃も早終盤となってしまったところ。

しかし、こうして訪れた力強い元気の種子漲りつつある季節の移ろいとは裏腹に、ここに来て体の調子は絶不調とあいなってしまった私。
春の訪れを導く変わり目の気まぐれな天気、特に今年のそれは例年に増してその傾向が激しかったことから、とうとう風邪をひいてしまい、それに合わせて持病ともいえるいくつかの症状が発症してしまったところに膝の関節痛まで患うという満身創痍状態になってしまって。


とは言っても、病にめげてばかりではますますその壷にはまってしまう!
ならばと一考、ここは一発心に元気をつけてその禍を一挙に打ち払ってしまおうと、にわかに試み聴き始めたサウンドがヘビーメタル。

そして、Unisonic, Harem Scarem, Accept, Circus Maximus, Helloween, ANGRA, IRON MAIDEN,
Primal Fear等々と手当たり次第に聴き始め、そのうちにたどり着いたのが、メタル創成期に誕生しメタルそのものの原点ともいわれている、あのバンドの名高きこのLive盤。

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Deep Purpleの1972年の来日公演を収めた不巧の名盤”Made In Japan”だったのでした。
私にとっては案の定の結末だったのですが、何と言っても数あるロックのLive盤の中でも、歴史に残る不朽名盤の誉れ高い本作品。
今回はその作品を聴きながら、私の音楽遍歴をまじえそのお話を進めることにしたいと思います。




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60年代!Chaosからの脱出;Chick Corea・Return To Foever- Light As A Feather. 本日の作品;vol.139 [デジタル化格闘記]

3月になりましたね。

そこで、今年に入ってからこれまで聴いて来た作品の傾向を振り返ってみたのですが、その結果は今年になって当ブログの記事で取り上げた作品の傾向と同様、1960年・70年代の作品がその中心となっていたことに気づかされたのです。

考えてみればこの時代、ジャズ・ロック等のポップ・シーンにおいては、Beatlesを核とするブリティッシュ・ロックの台頭、ジャズ・シーンにおいては、無調の世界、所謂フリー・ジャズの世界へと突入し 聴衆離れを引き起こしその活力失いつつも、再びその存在を取り戻そうと、ロックなどの新しい時代の感性を取り入れ、次なる時代の音楽を模索していた時代。
そして、さらには、それまで日常触れることの機会が少なかった黒人たちの音楽、R&Bが、その差別の撤廃を求めた公民権運動に勝利したことから、以降大きく紹介されようになったなど、これらの新しい音楽の潮流が生まれ、なおかつそのそれぞれが融合影響しながら多くの試みがなされ次から次へと世に発信されていた時。

その頃の私はというと、そうした新しい時代の潮流に乗ろうと、次から次へと登場するこれらの作品を追い求め買いあさっていたのですが、いつの間にか溜まってしまったその作品の数の多さから、聴く方が追いつかず、ろくに聴くこともないままお蔵入りにしてしまった作品がかなり数になってしまっていたのです。

しかし、今はあの日から数えて間もなく半世紀。
と言いながら、既にそんな時が流れてしまったのか.................
随分年をとってしまったものだと大きなショックを感じつつも、個性に満ちたあの時代の作品群、このまま埋もれさせてしまうのはもったいないと考え、昨年の終わり頃から、今の評価を下すべく古いレコードを取り出して、ぼちぼちと聴き始めたところ、いつの間にか1960年代・70年代の深み嵌ってしまっていたというのが、この結果。


そうした中で今回は、
あの時代によく聴き熱中した、40年の時を経た今、聴いてみれば、これこそが現代Jazzの原点だったのではと思われてくるこの作品。

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こうした美しいジャケットに包まれた、Chick Coreaと第1期 Return To Foreverによる1972年制作の”Light As A Feather”を聴き、そのインプレッションを語ることにいたしました。

本作品は、1960年代の終わりには Anthony Braxton、Dave Holland等と共にフリー・ジャズの世界に身を投じていたChick Coreaが、1970年代に入り突如大きく変貌、その後のJazzの進むべき方向を暗示した言われる歴史的大名盤との誉れ高い前作”Return To Foever"に続いて、前作と同じメンバーにより制作されたもの。

前作に比べよりPop度の増した本作品、発表された当時は前作の安易な2番煎じという目で見られ、けして芳しい評価を得られることなかった作品なのですけど、しかし、今聴いてみると、前作がナチュラルかつ透明な優しさを有しながら、その間に間に顔を覗かす強い緊張感にジャズとしての威厳を感じると共に新たな胎動の息吹を感じさせられるものだったのに対し、その2作目となる本作では、そうしたスタイルを継承しつつも、コマーシャリズム一辺倒に陥ることなく、さらに多くの人々にとって受入れ易いものとなっていて、なおかつグループとしての緊密度がさらに増したことから生まれる前作同様のミュージシャン相互のスリリングな展開がさりげなく随所に填め込まれているという、なかなかの聴き応えのある作品に仕上がっていると思われるようになったのです。


それでは、その透明な優しさとポピュラリティな色彩を有しつつ、密かにスリリングな一面を覗かせるそのサウンド、ここで聴いてみることにいたしましょう。

曲は、浮遊感漂うFlora Purim のヴォーカルとJoe Farrell の小気味良いフルートが活躍する この作品の冒頭に収められている曲 "You're Everything" です。




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メルヘンの森への招待・Jethro Tull;Songs from the Wood 本日の作品;vol.138 [デジタル化格闘記]

前2回は、これまで腰を据えて聴くことなかったJazz作品を取り上げ聴き直し、そのインプレッションを語って来ましたが、今回はちょっと矛先を変えてそのロック編。

その作品がこちら!!

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ロック界きってのフルート奏者でヴォーカル・コンポーザーのIan Aderson。
その彼が率いるJethro Tullの1976年の作品”Songs from the Wood”です。

1968年にデビューしたJethro Tull、私が彼らを最初に聴いたのは、彼らのデビューから5年後の1972年頃のこと。
フルート奏者がいるロック・バンドと聞いて、果たしてどんなサウンドを生み、聴くに値するものなのかという興味から付き合うことになってのですが、実際に聴いてみて、これまでのロックでは聴けなかった欧州の古き伝統の世界と、ロックという、まさに現代の象徴べき空気が見事に調和したそのサウンドにすっかり魅了されてしまったのでした。

そして、その後は彼らの作品がリリースされるとすぐに手に入れ、度あるごとによく聴いていたものだったのですが、この作品が発表された頃は、何かと忙しく家で過ごすこと時間もなかなか取れない状況で、Walkmanなど、外に好みの音楽を持って聴きながら出掛けることなど願うも不可能の時代のこと、そうであっても聴きたいなどの夢は叶わず、作品を手に入れたもののほとんど聴くことが出来ないままとなってしまっでいたものです。

とは言いながらもこの作品、その最初に聴こえて来た表題曲の”Songs From The Wood”のまるで森を覆う木の精霊たちが歌い語っているかのような雰囲気のサウンドに、静けさの溢れる森の中から湧き出る神秘的な生命のオーラを感じ、それが強く心に残ることになってしまったのです。
そのうえ近年、その思いがとみに強くなって来てしまい、どうしてもじっくりと聴いてみなければと考えるようになってしまったことから、今回、元のアナログ盤をデジタルに変換して持ち運び聴くことが出来るようにした次第。

そこで今回は、私の心に強く刻まれ残ってしまったメルヘン宿る神秘の森の世界、まずは皆さんにも感じてもいただき、ともにJethro Tullの深淵な音の世界に足を踏み入れ、また語らしていただくことにしたいと思います。


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次世代のJAZZをリードし続けたクリエーター:Wayne Shorter・Speak No Evil [音源発掘]

前回は、Freddie HubbardとWayne Shorterとのコラボによる作品を取り上げ語らせていただきましたが、その作品を聴いているうちに、次第に聴きたくなってしまったのがHubbardの相方を務めアレンジを担当していたWayne Shorterの作品。

しかし、何を聴こうかと考えてみたところWayneの作品、私自身、71年以降キーボードのJoe Zawinulと共に伝説のフュージョン・バンドのWeather Weporatを立ち上げ、その活動を通じジャズのみならず多くの音楽分野に新しいスタイルを提示して来た、重要なアーティストだということは十分に認識してたのですが、いざ彼の作品となると、これまで、どうも彼のソロに感じられた中低音でボソボソと語るイメージがあって、それが好きになれず深く聴くことないまま来てしまっていたことから、聴きたい作品をなかなか思い浮かべることが出来ず、そのうえ、時期によってそのスタイルが大きく異なるWayne Shorterともあってその選択はさらに混乱状態となってしまったのです。

そこで考えあぐねた末、やはり聴くはその原点とBlakey、Milesの下でその才腕を発揮した60年代と、Weather Weporat以後の80年代の彼の作品から1作ずつをチョイスして、しっかりと聴いてみることにしたのです。


こうした試行錯誤のうえ、ようやく今回選んだのがこの作品。

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1964年制作の”Speak No Evil ”。

Wayneの代表作といわれているこの作品、この作品が制作された1964年6月という時期は、Wayneにとってはあの60年代を代表するMiles Davis Quintetに参加する直前にあたるもので、ジャズ界全体を見ても新しい萌芽が胎動し始めていた頃のもの。

そして、さらに興味を惹かれるのは、この作品の制作に参加したアーティストの顔ぶれ。

それは、
既にMiles Davis Quintetの一員して、このQuintetにフレッシュな空気を醸し出していたピアノのHerbie Hancock、ベースのRon Carterを始め、Art Blakeyの下でWayneと共に60年代Jazz Messengersのフロントの重責を担い、この年Blakeyの下を離れたばかりのトランペッターのFreddie Hubbard、
そして当時ジャズ界を席巻していた、現在もジャズ史上最高のQuartetといわれているJohn Coltrane Quartetのドラム奏者Elvin Jones と、その新しい時代の萌がは育て上げ現代のジャズの礎を築いた巨匠達が一同に会しているという、それだけで、そこから生まれ出る新鮮な息吹が聴こえて来るような気にさえなってしまうほどの組み合わせ。

そうした幾重にも期待高まるこの作品、そうなるとそこから聴こえる新鮮な息吹、早く耳してみたくなるのではないかと思います


そこで、早速そのサウンド、まずはここでご一緒に聴きながら、その新鮮な息吹を感じてみることにいたしましょう。










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若き日の巨匠たちが挑んだ次世代のアンサンブル;THE Body and Soul・Freddie Hubbard 本日の作品;vol.137 [デジタル化格闘記]

1月も早、月半ば、しかし今年私のお正月は................、

そのお休みはが、5日間と短めであったことから、家の片付け、年老いた夫婦」双方の両親を見舞うための実家訪問、そして初詣と結構慌ただしい毎日となってしまい、逆に何故か正月空けの仕事始めを迎えた今の方が、精神的にゆったりした気分に浸れるようになってしまった今日この頃。

そうしたこともあって、日頃楽しんでいる音楽にも、そのお休み期間中にはほとんど接することも出来ず、ゆったり感を得た今になってやっとのことで楽しむ気分となったところ。
そうしたところ、何故か無性に聴きたくなったのが、若き日にアナログ盤で入手したものの最初は全く気に入らなかったのに、どういう風の吹き回しか、いつの間にかお気に入りとなってその後よく聴くようになってしまったこの作品。

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1960・70年代を代表するトランペッターのFreddie Hubbard、その彼の1963年の作品、”The Body & the Soul”。



しかし、LPアナログ音源では、到底外出時持ち歩き聴くことは叶わず、ならば致し方ないと、新年早々作品のデジタル化の作業に取り掛かることに相成った次第。

そうして出来た、デジタル音源化した”The Body & the Soul”、」、今回は久々にその音源に触ながら感じた、そのインプレッション、新年の門出を踏まえて新たな筆を進めて行こうと思います。



1960年6月制作のHubbard初リーダー作品で、今や彼の初期の代表作に数えられる”OpenSesame” 。その発表を皮切りに、破竹の勢いに乗り次々と制作発表された彼のリーダー作品群。
その中で本作は、その破竹の進撃により制作された上記の初リーダー作から数えて8作目となる作品なのですが、それまでの作品がクインテット、セクステットなど比較的小編成グループによる作品であったのに対し、こちらは10人以上のアーティストを配した大規模編成のバンドと、曲によっては、これにストリングスを伴うというHubbardにとっては初の大型作品なのです。

そして、さらに興味を惹かれるのは、この大型編成バンドのメンバー達。
そこに目を移して見てみると、あるのは当時彼が在籍しその名を知らしめたArt Blakey And The Jazz Messengersの同僚である、Wayne Shorter、 Curtis Fuller、Cedar Walton、Reggie Workman 等の他、それまでレコーディングを共にした気心の知れたアーティストであるEric Dolphy 、Louis Hayesなど、当時の若手有能アーティストの名がずらっと連なっているというその豪華な布陣。

その上、それ加えての聴きどころがもう一つ。
それは、この作品のアレンジ。
そのアレンジを担当したのが、前述のJazz Messengers時代のHubbardの同僚で、後に、あのMiles Davisが自己のバンドへの加入を乞い待ち続け、その加入によって60年代新生Miles Davis Quintetスタートの原動力となりその新黄金期創生に大いなる貢献の足跡を残したと言われるWayne Shoter。

実はこの作品、アンサンブルの中で朗々と歌う若きHubbardのトランペットの痛快さは元より、若きShoterのアレンジャーとしての才能にも触れることが出来る、貴重な音源なのです。

それでは、後に巨匠となる若き日の二人のサウンド、まずは1曲聴いていただくことに致しましょう。

















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2017年!印象に残った作品 Rock編; Eddie Jobson-"THEME OF SECRETS"・Jon Anderson-"INVENTION OF KNOWLEDGE" [音源発掘]

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本年も、またよろしくお願いいたします。


というところで、今年最初の記事は、昨年末より続く”2017年!印象に残った作品”、その完結編となるロック編。

そのロック、ここ数年はメタル系の作品を中心に楽しんで来たのですけど、一昨年当たりから若い頃、私が主に親しみ聴いて来たプログレシッブ・ロック作品へ回帰してみようと思い立ち、その指標を変えて作品を探しいろいろ聴きあさって来たのですが。


昨年の前半は、自分にフィットするサウンドに全く出会うことができず、このままでは全くのスカ状態のまま1年が終わってしまうのでは、という気にさえなってしまったほど。

ところが、そうした思い駆られた数日後、当ブログをUpしようと、とあるアーティストについて下調べがてら聴いていた作品の中から聴こえてきたキーボード・サウンド。

そのサウンドに強い興味を覚えて、その音の主の作品を探してみたところ、ようやく見つけ出したのが、このプログレシッブ・ロック作品だったのです。
それが、この作品!!

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英国出身のキーボード・ヴァイオリン奏者 Eddie Jobson、1985年発表の”THEME OF SECRETS”です。

実はこの作品との出会い、昨年1月この世を去ったプログレッシブ・ロック・シーンで名を馳せたベーシストのJohn Wettonが、大きな賞賛を勝ち得たロック・バンドのASIA在籍以前に、彼がドラム奏者のBill Brufordと立ち上げ、そのメンバーとして参加したバンドUKの演奏をあらためて聴き直してみたところ、そこから聴こえて来たEddie Jobsonのキーボード・プレイの中に感じた大きな非凡!!

そこからJobson名義の作品も聴いてみたい思うようになり、彼の足跡を辿ってみた結果、見つけることが出来たもの。


といってもJobson 、2009年以降たびたび来日し、通の間でそのLIVEは、高い評価を得ているものの、1985年以降10年間は、ロック・シーンの表舞台から遠ざかっていたことから、初めてその名を聞くという人も多いのではないか思います。
そこで、この作品に至るまでの彼の略歴を簡単にご紹介させていただくと。

1972年18才の時に英国のプログレッシッブ・ロック・バンド、Curved Airのキーボード奏者としてプロデビュー

その翌年には、Roxy Musicに参加してその黄金期を築き上げ、 さらには、Frank Zappa・The Mothers of Invention、そして前述のUKへの参加と、70年代のロック史にその名を刻んだ名だたるロック・バンドに在籍、そこで高い評価を得て来た輝かしい経歴を持つアーティストなのです。

そのJobson、UK解散後にはソロとしての活動を開始、まず1980年には英国の著名なあのプログレシッブ・ロック・バンドJethro TullのリーダーであるIan Andersonのソロ・プロジェクトに参加、その発表時には Andersonのソロ作品からJethro Tullの名義となった作品”A”の制作いおいて極めて重要な役割を果たしています。

そして、その後は自身のソロ作品を手掛けるようになり、1983年には初の自己名義の作品”The Green Album”を発表、それ続いて発表したのが1985年の本作”THEME OF SECRETS”という訳なのです。


さて、その”THEME OF SECRETS”、
前作”The Green Album”がバンドを伴った作品であったのに対し、こちらは、Jobsonのキーボードのみによる完全なソロ作品。
RoxyやUKでその存在を強く印象付けた彼のキーボードが、ソロというフォーマットでどんなサウンドを創り出しているのか、それはおおいに気にかかるところです。

そこで、その”THEME OF SECRET”から1曲。
曲名は、"Lakemist"、そのサウンドを聴きながら、ソロにおける彼の姿を探ってみることにいたしましょう。








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2017年!印象に残った作品 Classic編;Morgaua Quartet - Tributelogy ・David Garrett-Music  [音源発掘]

2017年!印象に残った作品今回は、Classic編。

Classicとは言っても、歴史の名を残した大作曲家の作品(それはそれで、素晴らしいのですけど)ではなく、私が語るのは、現代の音楽世相にどっかりと根を下ろしたClassic音楽作品。

そこで、まず最初に取り上げる作品は、

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日本の弦楽四重奏団 Morgaua Quartet の” Tributelogy ”です。

しかし、「このジャケット、どこかで見たことがあるよ。」という方も多いかと思いますが。


それは、このジャケットでは?

そう、それは、1970年代、急速に台頭しロック・ミュージックの核の一つになったプログレッシブ・ロック、その時代の中心的存在であったと今も語り継がれている、Emerson, Lake & Palmer(以下EL&P)の1972年のスタジオ制作の作品”Trilogy”。

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いかがですか?
一瞬、瓜二つだだなと感じながら、片や4人に対し、もう一方、描かれているのは、3人という事実。

実はこの作品、あのEL&Pのキーボード奏者のKeith Emersonとベース奏者Greg Lakeの作品を、このカルテットの第一ヴァイオリン奏者でリーダーの荒井英治が、クラシックの弦楽四重奏用に編曲演奏した、EK&P作品集ともいうべき作品なのです。

日本のクラッシック・アーティストの手によるロック・アーティストの編曲作品集とは、なんとも不可解との印象をもたれるかもしれませんが、それを生んだのは、荒井英治とKeith Emersonと間に築かれていた深い親交。

そもそもその始まりは、日本の作曲家、吉松隆が編曲を手掛けたEL&Pの名曲「タルカス」のオーケストラ版(その記事はこちら)の録音に、荒井東京交響楽団コンサートマスターとして参加したことにあったようで、後に、Keith Emersonが東日本大震災被災者に捧げたピアノ曲”The Land Of Rising Sun”を荒井が弦楽四重奏曲への編曲を提案、このカルテットの2作目となるプログレシッブ・ロック演奏集”原子心母の危機”に収めたことが、さらにその関係を密なものにしていったのです。

そうして、2016年春に予定されたエマーソンの来日コンサート、そこにモルゴーア・クァルテットもゲスト参加し、Emersonのモルゴーアのための新編曲”After All of This”で共演する予定だったのですが・・・・・・・・・。


突然訪れた、Emersonとの永遠の別れ!!!


幻となってしまった夢の共演、そこでモルゴーア・クァルテットは、急遽”After All of This”をレコーディングし、Emersonの葬儀にその演奏を捧げることにしたというのです。

そしてその1年後、Emersonへの追悼作品として発表されたのが、この” Tributelogy ”なのです。

その収録曲は、Emersonの絶筆というべきあの”After All of This”をはじめ、1970年彼らのデビュー作品”Emerson, Lake & Palmer”から1973年の作品”Brain Salad Surgery(邦題;恐怖頭脳改革)”までの、E, L & P絶頂期スタジオ制作4作品の曲が、弦楽四重奏に姿を変え新たな命を得て見事に蘇っています。

それでは、その作品の中から、”Brain Salad Surgery(邦題;恐怖頭脳改革)”に収められていた”Karn Evil 9: 1st Impression-Part 1(邦題;悪の教典#9 第1印象 パート1 ) ”を、まずはお聴きいただくことにいたしましょう。



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2017年!印象に残った作品 Jazz編Vol.2;Mulgrew Miller ”The Sequel” & Bobby Jaspar ;”Bobby Jaspar Quintet” [音源発掘]

2017年!印象に残った作品、まずは前回予告したJazzのピアノ作品から、

今年も残りあと僅かというところで、今一度気合を入れ直し、ご紹介するのは、アメリカの黒人ピアニストMulgrew Millerの2002年の作品”The Sequel ”です。

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1970年代半ば、Duke Ellingtonの息子であるMercer Ellington 率いるエリント楽団のピアニストしてメジャー・シーンに登場したMiller、その後1984年には、あのArt Blakey の The Jazz Messengersに加入、ここでその存在を広く知られようになります。

私が、彼の演奏を聴いたのも、ちょうどその頃。
60年代モーダルジャズ洗礼を受けた年代のピアニストとして、最初はMcCoy Tynerの強い影響を受けたアーティストだなと思い聴いていたのですが、その後、さらに聴いて行くとその中に、何か懐かしさを感じる伝統的なジャズの空気が感じられようになって来たのです。


その伝統的なジャズの空気とは、Bud Powellに始まるモダンジャズ・ピアノ草創期の香り。


彼のピアノの持つそうした空気に、現代と50年代ジャズを繋ぐ不思議な響きがあるように思ったのですけどそこでふと思い浮かんだのが、バップとモーダルの転換期に登場し、多くのファンを魅了したピアニストのWynton Kellyのこと。

それはかなりの飛躍した発想のようにも思えますが、実は私自身、このMillerの作品に接し、Kellyのスタイルに比べより新しくモーダルな彼のスタイル、普通に聴けば全く違ったものでしかないはずなのに、深く聴いていくうちに、そのサウンドの根底にはKellyと同質の何かが宿っていると、そのように感じるようになり、彼のピアノに深い興味を抱くことになって行ってしまったのです。

そうした中で、今年出会ったこの作品、それまで彼がサイド・マンとし参加した、また、ピアノ・トリオでプレイした演奏は聴いたことがあったのですけど、1990年代に作曲にも傾注し、その成果を踏まえた彼の演奏には接したことがなかったことから、そうした作品、その腕前が緻密に反映され、しっかりと捉え聴くことが出来るのは、やはりスタジオ制作の作品ではないかと、探し手にしたのがこの作品。


本来ならその作品の出来栄え、PVにてご紹介したかったのですけど、探したところ見つけることが出来なかったので、今回は彼のライブの映像をご覧いただき、そのピアノ・プレイに接していただき、それから、この作品について語らしていただくことにしたいと思います。







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2017年!印象に残った作品 Jazz編Vol.1 Renee Rosnes ”Written In The Rocks” [音源発掘]

今回は、久々となってしまっていた音楽記事。

実はそのこと、私こと8月に、これまでいた職場を離れ、新たな職場に移り、新たな職場での日々を過ごすようになったことから、諸事、その新しい環境に慣れ適応するのに四苦八苦の連続で、じっくりと音楽を楽しめるような状況になかったのが、その原因。

とは言うものの、今は、その苦難の始まりから3か月が過ぎたところで、ようやくその職場に馴染め、再び音楽を楽しめる平常心を取り戻せたというところ。

とは言っても、そうこうしているうちに2017年も早、11月。
となれば、今年出会った音楽の数々、その諸作品の中でも特に印象に残った作品について語っておかねばと思い、今回は、そのテーマで筆を進めることにいたしました。

さて、その第1回は、ジャズ作品の中から、今年手にしたお気に入りのピアノ・ジャズ作品を取り上げご紹介させていただくことにいたしました。

その、まずはの作品はこちら.......[右斜め下]

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カナダ出身の女流ジャズ・ピアニストRenee Rosnes 2015年の作品”Written In The Rocks”です。

1980年代の半ばに、60年代ポストColtraneを担う中堅のサックス奏者として注目された、Joe Henderson に見い出されジャズのメジャー・シーンに登場した彼女、その後はWayne Shorter 、JJ Johnsonなどジャズの歴史に大きな功績を残したアーティストの下で活動しながら、次第にその評価を高め、1990年に名門Blue Noteレコードと契約、初のフルデビュー作品”Renee Rosnes ”を発表、その存在を世に大きく知らしめることになったアーティストなのですが.........。


そうした評判を耳にしながら、私が、その彼女のピアノを聴く機会を得たのは、ちょうどそのデビュー作品が日本でもリリースされ、巷の評判になっていた1990年頃のこと、確か、Mind of Medicine Jazz Project のコンサートだったと思うのですが、彼女が、ドラマーのEd Thigpen 率いるYoung Men & Olds の一員と共に来日、その仲間に加わり演奏した、TVで放映されたそのライブ演奏を、偶然見てのことでした。

そこで見た彼女のプレイは、Bill Evans的タッチの端正さを宿しながらも、どこか女性らしい柔らかさと優しさを包含し、その美貌と相まって、いやそれ以上に独自の雰囲気を醸し出していた、その心地良く純良なサウンドにすっかり魅了されてしまったのでした。

といったところで、その純良な心地良さを感じたサウンド、少々長めですが、この2015年の様子を捉えたこのライブ映像で、とくと味わっていただくことにいたしましょう。







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